八幡浜市は2005(平成17)年に旧八幡浜市と旧保内町が合併し誕生した人口約3万人の港町です。明治の頃から海上交易の要衝として栄え、かつては「伊予の大阪」と謳われていました。現在も、四国の西の玄関口として大分県の臼杵港・別府港との間にフェリーが1日20往復就航し、昼夜を問わずたくさんの人や車を運んでいます。
また、全国屈指のかんきつ産地でもあり、「日の丸」、「真穴」、「川上」、「蜜る」などのブランドみかんは、価格相場を牽引するプライスリーダーの地位を長く維持しています。
さらに、古くから漁業も盛んで、西日本有数の水産都市としても知られています。イカ、あじ、はも、タイ、太刀魚など水揚げされる新鮮な魚が毎朝、全国の消費地へ出荷されています。
近年では、官民連携による地方創生に力を入れており、地元の特色を活かしたまちづくりが進んでいます。市民や事業者と行政が協力しながら、新たな価値を生み出し、地域の魅力を次世代へとつなげていく取り組みも積極的に行われています。